電通グロースハックプロジェクトとは?目指す先と活用方法

2021.01.04

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電通グロースハックプロジェクト(GHPJ)代表の上野です。
この記事では、GHPJの設立意義と今後目指す先をご紹介します。

電通グロースハックプロジェクトとは

電通グロースハックプロジェクトは(株)電通と(株)電通デジタルメンバーからなる共同ユニットです。スタートアップや大手企業など会社規模に捉われず、「サービスグロース」にコミットして活動。本サイトにご紹介できていないメンバー含め、在籍メンバーは30名ほど在籍しています(2020年12月時点)。

当プロジェクトは2018年に3名程度でステルスにてスタート、電通および電通デジタル内にて徐々にメンバーが拡大、2019年3月に電通デジタル内に主幹グループ(グロースハックグループ)が設立され、同年6月に両社にて公式化しました。お蔭様で公式スタートしてから2020年12月までに30社以上の企業様のコンサルティングを行っています。

電通グループのアセットをフル活用して「サービスグロース」にコミット

我々のミッションは、クライアント企業様に対し、電通グロースハックプロジェクトを軸に豊富な電通グループ内アセットを適切に提供しながらサービスグロース支援を行うことです。そして、この活動を通じて、皆様の身の回りのサービスがもっと便利になれば、より良い世の中になると信じています。

電通グループには、国内外の様々なノウハウや人材が集まっています。しかし、「広告会社」としての歴史が長かったこともあり、広告領域のみでご期待されているクライアント企業様も多いのではないでしょうか。

当然一流の広告領域においてもクリエイターやプランナーなど多数の人材が在籍されていますが、海外でサービス開発の経験があるエンジニアや、戦略コンサルティング会社出身者、有名事業会社でのプロダクトマネージャー経験者など、広告以外の領域で活躍している人材も多数在籍しています。

電通グロースハックプロジェクトにはサービスグロースをカバーできるような人員を揃えており、電通および電通デジタルのネットワークを活かし、お問い合わせ企業様のステージや課題感に合わせて要件定義から最適な人材配置まで、サービスグロースにコミットしたコンサルティングを行っています。

具体的には、サービス(プロダクト)オーナーの”参謀”としてGHPJメンバーが入り込み、電通グループ社員(場合によってはパートナー企業様)をアサインする「電通グループ社員のサブスクリプションサービス」のようなイメージです。

電通グロースハックプロジェクトのサービス

「グロース”ハック”」について

電通グロースハックプロジェクトには「グロース”ハック”」という言葉が含まれています。しかし、所謂高速でサービス改善のPDCAを回そう、といった類の意味のみでは捉えていません。我々は「グロースハック」という言葉を「持続可能なサービスグロースの伴走活動」として再定義し、敢えて利用しています。

グロースハックの生みの親Sean Elis氏は、「グロースハック」とは(当初は特にスタートアップにおいて)Product Market Fit、言わば経済合理性が確立したのちに、サービスを急成長させる術として位置づけられています(参照)。設立当初は我々の活動もそこから始まりました。

グロースピラミッド

参照:The Growth Pyramid Revisited. A lot of people are asking how Dropbox… | by Sean Ellis

ところが、会社規模問わず複数のクライアント企業様とお仕事をする中で気づいたのは、クライアント企業様の課題は実はそんなに単純ではなく、様々なステージが溶け合う、複雑な課題と向き合っているということです。つまり、サービス拡大期であったとしても、ひしめき合う競合の中で常にサービスが市場(ユーザー)にどう受け入れらるかを気にしなければならないし、実は社内のサービス運用体制に大きな課題があったりするわけです。

そのため、「グロースハック」を単にサービス拡大期において急成長させるために利用するような概念ではなく、あらゆるステージの「持続可能的なサービスグロース支援」として「グロースハック」を再定義しようと考え、敢えてこのワードを利用し続けています。

サービスグロース=ユーザー体験向上 x 収益向上

我々の考えるサービスグロース支援は、「ユーザー体験価値(UX)の向上」と「収益の向上」の両立です。

「サービスグロース」という言葉だけ聞くと収益だけに焦点が行きがちですが、「”持続可能な”サービスグロース」を実現する以上、ユーザーが定着し、サービスを使い続けてくれなければなりません。ユーザー獲得やCVRだけを尖らせればユーザー体験が毀損する可能性があり、はたまたユーザー体験だけ研ぎ澄ましても収益に跳ね返らない可能性もあります。

ここのバランスを取り、向上させていくことが我々の考える「サービスグロース」です。

GHPJにお問い合わせの多い要件は、「ユーザー定着に至らない」「サービスを見直したい」といった類のお悩みです。具体的には、サービスはローンチしてみてユーザー獲得が徐々にできつつあるが定着しない、あるいはユーザー獲得自体がなかなか上手く行かない、といったご相談を多く頂きます。

原因として、サービス作りで重要な部分が考えられていなかった、手法が誤っていた、などもあるのですが、結局のところは「ユーザー体験価値(UX)」「収益」両軸でバランスよくサービスを育てることができていなかったことが大きな原因であるという印象です。

UXと収益の紐づけ

この2つのバランスを実現するためにはNorth Star Metric(参考)といった全社で向かうべき唯一の指標設定や、サービス横断で俯瞰して見ながら、課題出しから優先順位及び解決策の遂行まで、グロースに向けた意思決定できる人材が必要であると考えます。
近しい職種だと、例えば、昨今知名度も増してきたプロダクトマネージャー(PdM)です。サービスグロースに必要な存在であるとはいえ、実はまだまだ日本国内の企業様には少ないのではないでしょうか。

PdMの責任範疇

参照:プロダクトマネージャーとは?テクノベート時代のリーダーの役割を考える #2
※「プロジェクトマネージャー」と「プロダクトマネージャー」の違い(参考

電通グロースハックプロジェクトの使い方

電通グロースハックプロジェクトでは、「サービス体験価値(UX)」「収益」両軸のバランスを重視し、クライアント企業様内にプロダクトマネージャーや、あるいはその補佐役という形で入り込みます。そして目標実現に対して、現状不足している要素やデータを洗い出し、戦略立案から実行までサポートします。

当プロジェクトでは、

  • 事業会社でのプロダクトマネージャー経験者
  • 新規事業の立ち上げ経験者
  • 戦略コンサルティング会社出身者
  • クリエイター

などが複数名在籍しており、既にクライアント企業様でも高いパフォーマンスを出しています。

▼クライアント様例

【大手企業様】

  • ヘルスケア領域の新規アプリサービスの立ち上げおよびグロース支援
  • 自動車業界の新規ウェブサービスの立ち上げ及びグロース支援
  • 保険領域におけるアプリグロース支援
  • VODサービスのアプリグロース支援

…など

【スタートアップ企業様】

  • D2Cサービスのグロース戦略及び立ち上げ支援
  • 遠隔診療ウェブおよびアプリグロース支援
  • フードテック領域アプリグロース支援
  • 新規SNSサービスの立ち上げ及びグロース支援

…など

これから新規サービスを立ち上げられる方や、既存サービスにおいてもユーザー獲得やCVR改善など、一領域だけではなく、複合的な課題でお困りな企業様におかれましては、ぜひ一度お気軽にお声がけください。

現在、以下のようなことでお困りではありませんか?

  • 新規サービスを立ち上げようとしているが、自社メンバーだけでは不安
  • サービスグロースについてゼロから見直したい
  • 施策や課題の壁打ちをしたい

ぜひお気軽にお問い合わせください。

  • 上野 雅博

    Ueno Masahiro

    早稲田大学政治経済学部卒業。電通グロースハックプロジェクト代表。大手インターネット広告代理店でSEOコンサルタントのキャリアを経て、2016年に電通デジタルへジョイン。CRO(Conversion Rate Optimization)サービスの立ち上げに携わり、Webサイトへの集客から収益化まで一気通貫のコンサルタントとして貢献。また、アプリ改善のコンサルティングサービスを開発し、電通及び電通デジタル共同で電通グロースハックプロジェクトを発足。スタートアップ企業を中心にデバイスやソリューションに捉われない事業成長支援を推進中。